バックキャスティング:一刻も早く長野SDGsプロジェクトみたいな取り組みが必要のない世の中を創りたい
SDGsにおいて、理想の未来を描いてから、今すべきアクションを実践するというバックキャスティングという考え方が重要であると言われていますが、長野SDGsプロジェクトさんはどんな理想の未来を描いていますか?
これは、本当に立ち上げた当初からなんですけど、このようなプロジェクトは、一刻も早く無くなった方が良いよねって話しています。
長野県内でのSDGsの認知度が低い中で始めたプロジェクトという話だったと思いますが、みんなが本当の意味でSDGsを理解してゴールを達成できる世の中になれば、このプロジェクトは必要なくなるので。笑
そうなったら、また新しくやりたいことを見つけて、違うプロジェクトをこのメンバーでしたいと思っています。
なんだろう…。笑
とりあえずやってみようって、自分たちにできることを始めたので、実はあんまりそういう未来とかはなかったりするかもです。笑
私たちは、思い立ったらどんどん行動し始めちゃう人が集まってるので。笑
ただ、今やってるプロジェクトがなくなるような世の中になってくれたらとは思っています!
なるほど、確かに考えすぎてしまって、頭でっかちになるよりも、大きな方向性を決めたらとことん行動するというやり方の方が、得れるものは多かったりしますよね。
そうなんです。
やらないより、失敗してみても良いからやってみるっていうじゃないですか。
それもあって私たちはとにかくやってみるということを大事しているというか、どんどんやっちゃいます。笑
素晴らしい姿勢ですね。笑
このプロジェクトがどうなったら終わりってのは決めてるんですか?
協賛してくれる企業がいなくなったら辞めます。笑
あとは、3人いるコアメンバーの誰か一人でも欠けたら辞めます。笑
というのは冗談で、みんながSDGsが”人間が等しく幸せに生きるために必要なこと”という意味を理解してそして、みんなが実際に活動してくださるようになったらですかね…。
でも、2030年までに達成できるかは難しいと思いますが…。
でも、とりあえずは、長野を中心に活動しているので、まずは長野でその状態を目指したいです!
私だけではなく、日本全国に広めて、さらに日本だけじゃなくて、世界にも広めて、世界中の人が本当の意味でSDGsを理解し、協力し合える世の中にしていきたいと思ってます!
まさに地球規模での考え方ですね。
長野SDGsプロジェクトさんは、自分たちの取り組みを惜しげなく誰にでも教えているということだったので、本当に実現に向かいそうです。
理想の未来に関しては、結構抽象的な表現が多いと思うのですが、明確に「このような未来を目指している」ということはないということですかね?
そうですね、例えば何か事業をやっていてリサイクル率を100%にするということとかだと言えると思うんですけど、僕たちはSDGsに関わることを全てやっているので、このプロジェクトがなくても良いような世の中を目指すということしか言えないですね…。
なるほど、皆さんの感覚的にそう思える世の中を実現するために、とにかく行動しているといった感じなんですね。笑
はい。まあ、描いている世の中になるのは、なかなか難しいと思いますけど。笑
でも目指してるんでよね?!笑
そうそう。笑
理想はそこを目指していろんな活動をしてます。笑
あと、SDGsは2030年まででしょうけど、そこで終わるんじゃなくて、また新しい目標ができたり、新しい課題が出てきたりしたら、それに対してまた活動をしていくということだけですね。
個人的な理想としては、今私たちの企画に参加してくれている子どもたちが、大学生は高校生ために、高校生は中学生ために、中学生は小学生ために、というようにバトンが受け渡されていく社会ですね。
実際に、教育支援をやっている中で、子どもたちの意見を聞くとバトンが受け渡されていっている感覚はあります。
社会に出たときに、SDGsの思想をもとに社会を回していってくれて、それがまた若い世代に受け継がれていって、というようにみんなが未来のことを考える循環が生まれると良いなとも思っています!!
確かにそんな世の中になれば、もしかしたら長野SDGsプロジェクトがなくても良い?社会になっているかもしれません!!
本当に2人のお話を聞いていて、小林さんの熱いビジョンがあったり、古川さんの現実的な視点があったりというところで良いバランスで活動しているなぁって感じがします。笑
そうですね、実は、同じ学校の先輩後輩なんですよ。笑
先輩には逆らえないんで。笑
でも、活動は対等にやっていますよ。笑
私たちの学校の人たちはみんな仲良いので、そのつながりも活かしてどんどんSDGsの輪を広げていっています。
今の長野SDGsプロジェクトの活動がつながって、古川さん、小林さんのような関係性が生まれて、そこから新たな取り組みが生まれて…と理想の未来が達成されるような気がしてきました。