THE SDGs アクションカードゲーム X(クロス)
どうも、株式会社LODUのSDGsゲーム教材クリエイターかめちゃん(亀田樹)です!
本記事では、僕も制作に携わった「THE SDGs アクションカードゲームX(クロス)」(以下、「クロス」)について魅力を紹介していきたいと思います!
金沢工業大学 SDGs推進センターによると、 以下のように説明されています。
「クロス」は、SDGs の17 個の目標に沿ったトレードオフの解消を目指します。トレードオフとは一方を得ようとすると、他方を犠牲にしなければならないというジレンマの関係のことです。SDGs において最も重要な「誰一人取り残さない」という理念を実現するため、環境・社会・経済がバランスよく成長する社会を作るアイデアをみんなで創出しましょう。(金沢工業大学 SDGs推進センター引用)
というように説明されています。
「クロス」は、10分程度で小学生からでも遊べるようなアイデア出しのゲームとなっているので、授業やワークショップで扱うことはもちろんのこと、ご家庭でも手に取ってもらい、みんなでワイワイ盛り上がりながら自然とイノベーション力を高めることができるゲームです。無料でダウンロードもできるので、ぜひお試しください。
それでは早速、実際にプレイしてみて感じた「楽しみポイント」、「学びポイント」について書いていきたいと思います!!
基本情報
- 人数:4人
- 時間:30分
- 年齢:小学生以上
- ゴール:SDGs全般
- テーマ:トレードオフ、イノベーション
- ダウンロード有無:あり
- ゲームシステム:協力プレイ、ストーリーメイキング
楽しさポイント
その① 【絶対にアイディアが否定されない、むしろ拍手で賞賛される】
「クロス」では、「人の意見を否定してはいけない」というルールがあるので、どんなアイデアを出してもOKなんです。
自分のアイデアや、意見を出すようなゲームでは、他の人たちにどう思われるかなと心配になることもありますが、このゲームではそんな心配もなく、自由にアイデアを出すことができます。
また、全員がアイデアを出し終わった後には、拍手をしてゲームを終了するので、清々しく楽しい気持ちでゲームを終えることができます!!
その② 【気軽にSDGsについて話すきっかけをつくることができる】
SDGsというテーマを持ち出すと、どうしても話が堅苦しくなってしまいがちですが、「クロス」は、SDGsの17個のゴールそれぞれに2枚ずつのトレードオフカードが入っているので、自分たちが話したいテーマの導入として気軽に話すことができます。
楽しみポイント①のような工夫もあるので、初対面の人同士でも楽しみながらSDGsについて、幅広いお話ができます。
学びのポイント
その① 【誰一人取り残さない = トレードオフの解消】
SDGsにおいて、「誰一人取り残さない」という概念は最も大切な概念の1つです。
「クロス」では、「誰一人取り残さない」という概念をトレードオフとして取り入れています。
トレードオフとは、何かを達成するために何かを犠牲にしなければいけない状態のことであり、「誰一人取り残さない」社会を実現するためには、このトレードオフの状態を解消していく必要があります。
「クロス」には、トレードオフカードがSDGsの各ゴール2枚ずつ入っていて、その課題を解決するアイデアを出していくゲームなので、自然とSDGsにおいて最も大切な概念の1つを学ぶことができるということです!
その② 【イノベーション】
「クロス」では、トレードオフの解決手段として、イノベーションの創出手法を取り入れています。
イノベーションには、様々な定義がありますが、ここでは、シュンペーターが提唱した「新結合」を取り入れています。新結合とは、既存のもの同士のかけ合わせのことを意味しています。
ゲームでは、既に世の中にある「モノ、技術、ヒト」などかけ合わせてトレードオフの解決を目指すので、アイデアを出すことによって、イノベーションとは何かということを学べるわけです。
https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/topics/movies/game-mov.html#x_beginner
金沢工業大学 SDGs推進センター
こんなに手軽に遊べて、SDGsで重要な概念を学べるゲームは他にはないと思っています。株式会社LODUでは、「クロス」を活用したワークショップや、ファシリテーター研修を実施しているので、興味のある方はぜひご連絡ください!!
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