どうも、株式会社LODUのSDGsゲーム教材クリエイターかめちゃん(亀田樹)です!
本記事では、僕も制作に携わった「サーキュラーエコノミーゲーム 金継ぎ版」について魅力を紹介していきたいと思います!

サーキュラーエコノミーゲーム 金継ぎ版は、日本古来から伝わる技術「金継ぎ」を疑似体験をすることができるゲームになっています。
ゲーム中、イベントが起こるとプレイヤーが持っている焼き物が割れてしまいますが、自分が持っている金粉・銀粉、錆漆、焼き物の破片を使用することによって金継ぎすることができます。
金継ぎをすることによって、元の焼き物よりも価値が向上するため、多くの勝利ポイントをもらうことができます。 より多く金継ぎをした焼き物を所有している人が勝利となります。
このゲームは、小さい子どもでも20分という短い時間で遊べて、さらに、金継ぎの疑似体験を通して価値観の変容が起きるようなおもしろいゲームになっています。
それでは早速、実際にプレイしてみて感じた楽しみポイント、学びポイントについて書いていきたいと思います!!
基本情報
- 人数:3-4人
- 時間:40分
- 年齢:10歳から
- ゴール:8番、12番
- テーマ:サーキュラーエコノミー、金継ぎ、アップサイクル
- ダウンロード有無:あり
- ゲームシステム:協力プレイ、セットコレクション
楽しさポイント
①金継ぎの疑似体験
割れた焼き物を修復する金継ぎの疑似体験ができる楽しいゲームです。
日常生活であれば焼き物が割れることは、とてもショックな出来事ですが、このゲーム中で焼き物が割れると「金継ぎができる!」と嬉しい気持ちになります。
日常生活でも食器が割れてしまった時には、「金継ぎをやってみよう」と思えますし、焼き物も欲しくなります。

②みんなで協力して高得点を目指す一体感
このゲームでは、個人プレイと協調プレイ二通りのプレイ方法がありますが、協調プレイでは、より楽しさが増加します。
個人プレイだと、金継ぎをするための素材がなかなか集まりきらない時もありますが、協調プレイだとお互いに欲しいものを伝え合いながら、高得点を目指すことができます。
ゲーム中のコミュニケーションがとても楽しいです!
学びポイント
①サーキュラーエコノミー
このゲームのタイトルにもなっているサーキュラーエコノミー。
サーキュラーエコノミーという概念は、明確に定義されていませんが、その概念を説明する時には、よくリニアエコノミーと比較して説明されます。
リニアエコノミーとは、直線型経済と言われるもので、資源が全く循環されずに廃棄物として捨てられてしまっているいわゆる大量生産・大量消費型の経済のこと指します。
一方で、サーキュラーエコノミーとは、日本語にすると循環型経済となります。
循環型経済とは、資源が完全に循環している状態を目指し、廃棄物が一切出ないような経済のことを指します。
このゲームでは、実際に、本来だったら割れて廃棄物となってしまう焼き物を、日本古来の金継ぎという技術を使って再生させていくことをコンセプトとしたゲームになっています。
焼き物以外にも廃棄物が出ないような工夫を日常生活でできると良いですね!
②アップサイクル
リサイクルという概念は耳馴染みがあると思いますが、このゲームではアップサイクルという概念を自然と体験することができます。
アップサイクルとは、本来なら捨てしまうモノに対して、デザインやアイデアなどの付加価値を付けることによって、別の新しい製品に生まれ変えることができることです。
ゲーム中では、普通なら割れてしまってゴミとなっている焼き物を金継ぎで修理していくことによって、元の割れ物よりも価値を高めていくことができます!
参考文献
経済産業省 循環経済ビジョン2020: https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200522004/20200522004-1.pdf
アイディアフォーグッド https://ideasforgood.jp/glossary/upcycle/
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