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② UPDATER (みんな電力) 第4回ジャパンSDGsアワードでSDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞

偏愛:偏愛を生かした事業創出を促進するような社内風土とシンプルルール「面白くて儲かる」

亀田
亀田

それでは最後に偏愛をテーマにして質問をしていきたいと思います。

なかなか普段考える機会がないような難しいテーマかもしれませんが、まずは、佐藤さんの個人的な偏愛をお伺いしても良いですか?

佐藤さん
佐藤さん

個人的な偏愛しか考えてこなかったんですけど、今の個人的な偏愛はキウイです。笑

亀田
亀田

キウイって食べ物のキウイですか?笑

佐藤さん
佐藤さん

はい、そうです。笑

佐藤さん
佐藤さん

ただただ美味しくてハマり、好きになるといろいろ調べたくなって、栄養価とか、歴史とか調べているうちに、実は自分の健康の悩みにはキウイが最適だと判明しまして…

亀田
亀田

すでに、すごい偏愛を感じます。笑

佐藤さん
佐藤さん

そんなこんなで毎日2,3個食べてるんですけど。笑

佐藤さん
佐藤さん

さらに好きになってくると今度は現地に足を運びたくなるんです。どのように農家さんが作ってるのか知りたくなるので、去年は収穫のお手伝い、先日はキウイの受粉のお手伝いに行かせてもらったりしました。

そうやって農家さんと直接喋ると、農家さんの本音やこだわり、地域と農業の課題だったり、ネットで調べるだけじゃわからないことを知れて面白いです。今では勝手に周りにキウイを普及しています。

なので、今回偏愛としてキウイを紹介させていただきました!

亀田
亀田

キウイ好きすぎますね。笑

喋りから伝わってきます。笑

佐藤さん
佐藤さん

そうなんです。笑

佐藤さん
佐藤さん

今回偏愛っていうテーマがあると聞いて、偏愛を見つけるヒントって何だろうって考えました。

日々の生活の中で自分が何を心地よいと思うかって、アンテナを張ってないと気づけないと思うんですよ。何も考えずにモノを消費してるだけだと、全てのものが通り過ぎて行ってします。でも自分が食べているもの、買った物の背景について思いを馳せる癖をつけておくと、自分が心地良いものにたどりつくんじゃないかと思います。 そうすることで、自分の好きなものの先にある問題解決にも、もしかしたら自分が力になれるかもしれないし…。

このテーマのおかげで改めてそういうことに改めて気づけたので、ありがとうございます。笑

亀田
亀田

いえいえ、普段から自然と生活の中で考えていらっしゃったので、その結論に至ったのかと思います。笑

亀田
亀田

私たちも、偏愛とか、自分が心地よいものとかとSDGsを掛け合わせていくことによって、課題解決していくことを大事にしているのでとても共感できるお話が多かったです。

SDGsに取り組む上でも、楽しさや、偏愛がないと取り組み自体が持続可能になりにくいですよね。佐藤さんが、キウイのために現地にいって調査したりするのも全然苦じゃなかったと思いますし。笑

佐藤さん
佐藤さん

はい、本当にそう思います。笑

亀田
亀田

佐藤さんは、快適なことや、ものを意識して生活して、それについて調査するみたいなことは、元々自然とできるタイプだったんですか?

佐藤さん
佐藤さん

気になったことや好きになったものについてあれこれ調べたくなるのは昔からなんですけど、自分の”心地よさ”を考えるようになったのは、弊社に転職してからです。
以前は客室乗務員として働いていたのですが、自分が何が心地いいのか考える余裕もないぐらいの心理状態で働いていたんです。自律神経も乱れて身体を壊し、3ヶ月休職したこともあります。そういった経験から、自分の心身にとって心地いいものを選択する生活の重要性を感じるようになりました。

佐藤さん
佐藤さん

転職してからは、自分にとって心地いい食べ物を選んだり、身に付けるものも愛着が湧くようなものを選ぶことが増えました。「顔が見える」っていう価値が自分の生活の中にあると楽しいということも知りました。

亀田
亀田

素晴らしい考え方ですね。

会社に入ってからそういう価値観を身につけることができたということは、 そういう社内風土や研修があったりするということなんですか?

佐藤さん
佐藤さん

「顔の見える」に共感する人が多く集まっているので、それぞれ興味関心分野は違いますが、そういう社内風土が自然とできたのかも知れません。もちろん入ってからそういった価値観に触れたことで変わった人もいますかね。

亀田
亀田

素敵な職場ですね。
ということは、今では、社員のみんなでその価値観を共有できているということですか?

佐藤さん
佐藤さん

そうですね。あとは震災を目の当たりにして、そういった価値観にたどり着いた人も多いと思います。

亀田
亀田

なるほどなるほど…。
少し偏愛の話に戻ると、社員みんながその価値観を持っている環境だと、社員の偏愛を生かした事業みたいなものも多く存在しているんですかね?

佐藤さん
佐藤さん

そうだと思います。 偏愛を持った人も多いし、サポートがうまい人もいるので、うまく組み合わさって事業が生まれることがあります。

亀田
亀田

とても良いですね!
「顔の見える化」をキーワードに、新しいプロジェクトがどんどん出てきてると思うんですけど、そういう社内風土とか取り組みが生まれやすい環境にはあったりするんですか?

佐藤さん
佐藤さん

そうですね、かなりラフに自分のアイデアをみんなと共有できる空気感があります。

代表にも気軽に考えていることを伝えて、それやってみなよというような流れですね。笑

佐藤さん
佐藤さん

チームも、興味のあるスタッフたちが部署を越えて集まるという感じです。

亀田
亀田

めちゃくちゃ楽しそうな職場ですね。笑

新しい事業をやるときにこれだけは守らなければいけないルールや、共通言語みたいなものはあったりするんですか?

佐藤さん
佐藤さん

あります!

事業をする上で1番大事なのが、「面白くて儲かる」ことです。

佐藤さん
佐藤さん

「面白い」というのは、まずは自分が面白いのはもちろん、社会も面白がってくれるかが大事です。

「儲かる」というのは、事業として利益を産むことはもちろん、社会にとって利益があるかが最も重要です。

その二つが網羅できそうなら挑戦してみて!と。

逆に言うとそれしか決まってないので、突拍子もない方向にいくこともありますが。笑

亀田
亀田

やってみないとわからないことも多いですよね。笑

それにしても、社内でそれだけ新規事業に挑戦しやすい環境が整っているのは素晴らしいですね。そのような環境があるから、みんな電力事業以外にも、面白い取り組みが生まれているんですね。

佐藤さん
佐藤さん

ありがとうございます!

亀田
亀田

「面白くて儲かる」というルールも、その裏には深い思想があって、それが社内にも浸透していることが偏愛とSDGsを掛け合わせたビジネスを生み出す源泉になっていそうです。

佐藤さん
佐藤さん

そうですね。

代表がそのような社内風土を体現していることと、スタッフに向けて「自分が面白がれることがまず大事」と定期的に話しているので、みんな自分の好きを開放しやすいのかもしれません。笑

亀田
亀田

すごいですね。笑

まさにikigaiを探求していけるような理想な職場だと聞いていて感じました。笑

佐藤さん
佐藤さん

課題もたくさんありますが(笑)、いい会社だなと思ってます。

亀田
亀田

課題って何があるんですか?

佐藤さん
佐藤さん

ちょうど100人の壁と言いますか、スタッフの人数や事業規模が拡大しているので、弊社らしさの余白は残しつつ変えていくところは変えていく必要があるのかなと思います。

亀田
亀田

マニュアル化する部分と面白くても儲かるを満たしながらバランスをとっていくのが難しいですよね。 そこをこれから乗り越えて、どんどん規模の拡大を目指していくフェーズということですね。

これからもUPDATERがどんな事業を生み出していくのか楽しみです!

佐藤さん
佐藤さん

ありがとうございます!頑張ります!!

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