どうも、株式会社LODUのSDGsゲーム教材クリエイターかめちゃん(亀田樹)です!
本記事では、僕も制作に携わった「サバイバル」の魅力についてを紹介していきたいと思います!
金沢工業大学 SDGs推進センターによると、 以下のように説明されています。
「サバイバル」は、人々が地域の体育館を活用し、皆で協力しながら災害を乗り越えていくゲームです。プレイヤーは体育館の敏腕運営管理者となり、様々な能力を持った職業の方々に体育館を利活用してもらうことで絆を深め、災害時に起こる様々な問題を解決していきます。ゲームを通じて、災害時に起こる問題について学び、地域の絆を深めることの重要性を学びます。(金沢工業大学 SDGs推進センター引用)
というように説明されています。
ゲームには、災害対策の知識がなくても解けるような謎解き要素が多く散りばめられているので、SDGsに関心がなかったり、災害対策について知識がない人でも楽しみながらプレイすることができます!
それでは早速、実際にプレイしてみて感じた楽しみポイント、学びポイントについて書いていきたいと思います!!
基本情報
- 人数:4人
- 時間:45分〜60分
- 年齢:12歳以上
- ゴール:11,13
- テーマ:災害対策
- ゲームシステム:モノポリー、拡大生産
- 無料版ダウンロード有無:あり
- 一般販売:なし
- 開発者:金沢工業大学
楽しさポイント
その① 【時間内に脱出できるかどうかのヒリヒリ感】
サバイバルは制限時間以内にすべての問題を解決して、災害によって閉じ込められた地域から脱出できるかを競うゲームです。
避難所では様々な問題が起こり、一つ一つに対応していると、どんどん時間がなくなってしまいます。限られた時間の中で脱出するには、担当する謎を分担するなどの工夫が必要です。
無事に制限時間内に脱出できた際には、プレイヤー同士の絆は今よりも数段深まっていることでしょう!
その② 【謎が解けた時の達成感】
サバイバルにはたくさんの謎がありますが、特別な知識を必要としない謎となっているので、誰でも謎解きを楽しむことができます。
ただし、中には難易度がとても高い謎もあるので、それが解けた時には達成感がありますし、同じチームのプレイヤーからはヒーローのように称えられます!
学びのポイント
その① 【避難所となる体育館で起こる問題】
災害時には、公民館や学校などが地域の避難所として利用されますが、体育館もそのうちの一つです。
サバイバルは、ゲームを通して、地域の住民が体育館に避難した際に起こる問題を体験することができます。
また、避難所では複数の問題が同時に発生する場合もあります。
その際にも避難所を運営する人々が役割を分担しながら迅速に対応していく必要があります。
このゲームでも複数の問題が同時に起こり、それらすべてを解決していく必要があります。 災害時の医療救護にはフェーズ0からフェーズ4までの5段階のフェーズがありますが、サバイバルは、特に災害時に体育館が指定避難所として使用されるフェーズ0とフェーズ1(災害発生後 約72時間)で起こる問題をメインに取り上げています。
プレイ後には、災害に備えてどんな準備が必要なのかプレイヤー同士で話し合ってみてください!
その② 【スフィア基準】
スフィアとは、人道支援の質と説明責任の向上を目的として、以下の2つの基本理念に基づいています。
・災害や紛争の影響を受けた人びとには、尊厳ある生活を営む権利があり、従って、支援を受ける権利がある ・災害や紛争による苦痛を軽減するために、実行可能なあらゆる手段が尽くされなくてはならない スフィアでは、主な支援分野の最低基準についても言及しています。
このゲームは、その最低基準の中の「避難所および避難先の居住地」についての基準を参考に作成しています!
https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/topics/movies/game-mov.html#surv
SDGs 推進センター
株式会社LODUでは、「クロス」を活用したワークショップや、ファシリテーター研修を実施しているので、興味のある方はぜひご連絡ください!!
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参考文献:JQAN「スフィアハンドブック」
https://jqan.info/wpJQ/wp-content/uploads/2020/04/spherehandbook2018_jpn_web_April2020.pdf